晴れ舞台はいつも雨

嵐 | Aぇ! group

THE GREATEST SHOW-NEN第9回公演【霊霊】考察

Aぇ! groupが月1舞台公演をする番組THE GREATEST SHOW-NEN。

www.asahi.co.jp

放送開始から1年経ったタイミングで放送された霊霊のシリーズが放送終了!

最終回が終わって物語の背景などが気になって仕方ないので、初めて舞台の考察ブログ書いてます。

ネタバレ満載なので、まだみていない方はTVerなどでぜひ観てください!

THE GREATEST SHOW-NEN|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」 - 無料で動画見放題

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タダシは何故リアルブラックを辞めたのか?

まずはセリフから読み取れる事実らしき事項

・高校を卒業したタイミングでリアルブラックを脱退

 └高校卒業以来7年ぶりという発言あり

・旅館たまで再会した雰囲気からして円満脱退

 └久しぶりに会えて嬉しい、といった感じだったので現役5人は特にしがらみとかは無さそう。

・リアルブラックの活動を追っていないのでタダシに未練はなさそう

 └クリスとケイティに最近はどんな企画やってるの?とタダシが聞いているので最近の動画は観ていなさそう。未練があったら最近の動画を追ってそうだし、また参加しようかなと言った発言があったも良さそう。

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ドッキリのネタバレをしたタダシに向かってユカイが「やり過ぎでしょ!」と言ったことに対して

「リアルじゃないと面白くないでしょ!」と言ったタダシ

タダシが辞めたのはこれが原因?

リアルブラックというユニット名はもしかして「リアルにきついブラックジョークをやる」ということが名前の由来、結成当初の動画内容だったのかもしれない。

でも段々とブラックジョークのキツさ、動画内容のリアルさが薄れていき、そこに楽しさを見出せなくなったタダシが高校を卒業と共にリアルブラックも卒業した。

 

タダシが追い求めるブラックジョークのレベルが他の5人とは違ったのかもしれない。だからもう未練もない。でも、いつもまでも自分が立ち上げたリアルブラックが今のタダシにとって"ゆるい"レベルで自分が辞めてから7年も活動し続けているのが嫌だった?

だからタダシが思っているリアルブラックがあるべき姿、やるべきレベルの企画をリアルブラックの5人に仕掛けたのかもしれない。

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リアルブラックの5人はこの後どうなるのか

全てのネタバラシが終わったと思われる時にビッグのセリフ

「じゃあこれでほんまに皆、めでたしめでたしって事で良いんですかね?」

この時、タダシは5人に背を向けている。YESともNOとも言わなず、顔も見えない状態なのがすごく気になる。

多分ここで明かされたのは全貌ではない。

そもそも丸メガネの旅館の人とワンピースの女性に対して「ありがとうございました」とお辞儀している感じ、あの2人は雇われ役者な気がする。タダシと一緒にたまで働いているにしてはあのお礼の言い方が少しよそよそしい気がする。

 

もしタダシがリアルブラックを辞めた理由が上記通りなら、今は一人で自分が思い描くリアルブラックの活動をしているのかもしれない。それが行きすぎて快楽殺人をしているのかもしれない。

ドッキリが体験できる、恐怖体験ができる旅館として打ち出している「たま」に泊まりに来た旅行客が怯える姿を見て楽しんでいる。それがだんだんエスカレートしていき、「リアルじゃないと面白くないでしょ」の発言通り、ただ怖がっているのを見てもつまらなくなってしまい、旅館に泊まりに来た客を本当に殺してしまっているのかもしれない。

だから、これで全部ネタバラシ終わったよね?と確認するビッグの発言に対してタダシは何も言わずに背を向けた。背を向けながらここで全貌を話すか、リアルブラックのメンバーはタダシが今やっていることを知ったらどうなるか考えていたのかも?

ただ考えている間にもう一つの「たま」からビッグに電話がかかってきてしまう。

物語の冒頭ではたまという旅館が二つあるらしい。でも今から来られても困るから大丈夫と言われたビッグ。これはタダシが電話したのかもしれない。たまたま間違えた方の「たま」に来てしまったことは伝えるけど、正しい方に移動されないようにするための電話。

 

で、物語の終わりでかかってくる電話は本当の「たま」からの電話。

伝えられた内容は以下の通り?

・この辺にたまという旅館が二つある

・もう一つのたまで殺人事件があった(旅行客が業務員に殺された?)

・今は廃業している

・まだ犯人が捕まっていない

タダシがクリスとケイティにこの辺で殺人事件があって、まだ犯人が捕まっていないという話(年下3人がトイレじゃんけんしている時の会話)は実話で、その犯人がタダシ自身なのかも。

全貌を話か考えていたタダシは「たま」からの電話で真実を知ってしまったリアルブラックを処分する気がする。

 

舞台の終わりに挨拶して演者が舞台裏にはけていくのは物語の終わりではなく、リアルブラックが今回の旅行で撮影した動画の終わりなのでは?

お辞儀してみんなでテッテレーやって動画が終わる。ここまでをタダシが編集して公開するけど、あの動画に出演したタダシ以外の7人は公開される頃にはもうこの世にはいないんじゃないかな。

はけたみんなの方を確認した後にふすまをピシャッと閉じたタダシはリアルブラックの5人と雇った役者2人をまた殺してしまうから。

 

タダシの発言はどこからが本当でどこからがドッキリ用の嘘なのかが本当に分からない。話し方というか声の出し方が5人がいう”昔のタダシ”の時はドスの効いた腹の底から出してるような声で話してるような気もする。

全貌が分かったからこそ、先週のタダシが登場して再会を喜んでる時のシーンをもう一度見返したい。見返してタダシがどんな表情しているかもう一度見たい!

今までの物語ももちろん1本通してみたいけど、今回は答え合わせのためにまた最初から全部見返したい!どこかに伏線があったのか。あの時どんな顔してたんだろう?っていうのが見返せないのが悔しい。

まだまだ謎は残ってるのにな。

タダシはそもそもどうやってリアルブラックが来ることを知ったのか

宿にドッキリの打ち合わせの連絡したのは結局ヤマサ?ビッグ?クリスとケイティ?

ユカイがカブトムシの話をしたらお風呂場に本当に虫が出たのはたまたま?

 

とにかく今回も面白かった!また神演技アワードをやった時、西田さんは誰をMVPにするのかな?やっぱりタダシの最後のあの襖を閉じるシーンかな?

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番組構成について

今回は番組開始から1年経ってリニューアルしてからの最初の舞台。舞台パートを放送してからの稽古パートという構成はすごく見やすくて好きだった。まずはまっさらな状態で見て、そのあと実は稽古でここに苦戦していたとか、こんな稽古が行われていたという情報が足される。それを踏まえてもう一度見ると違って発見があったりで面白いと思うんだけど、今回の舞台は稽古パートがすごく少なかった!

どこからがアドリブで、どこまでが台本か分からないのが良いという話を西田さんがされていたと思う。物語の最後も結局どうなるのかを視聴者の解釈に委ねられているように、アドリブと台本の境目もあまり明かしたくなかったのかな?だからあえて稽古パートは短かったのかもしれない。武勇伝のシーンはアドリブ、同時多発の会話はリアルなやりとりに見えてガチガチの台本。舞台のセリフも物語同様、どこまでがリアルなのかが分からないままにしてあるのかも。

次回作以降はもう少し稽古パートが長いと嬉しいな。

そして、いつかは全公演を円盤にまとめて欲しい!(毎回思ってる)

とりあえず第9回公演もお疲れ様でした!